これは、今川さんが後輩のミゲルさんに書いたメールである。
ミゲルさん
メールをありがとう。
同じ会社で働くことになって、うれしいです。
住む所についてアドバイスをくださいと書いてあったので、お答えします。
会社まで歩いて行きたいと書いてありましたが、会社の周りはオフィスばかりで、アパートはほとんどありません。電車通勤になりますが、私が以前住んでいた緑野という町はいいですよ。緑野駅から会社のある北園駅まで電車で15分だし、いろいろなお店があって便利です。
いい所が見つかるといいですね。会えるのを楽しみにしています。
今川
友達のマキは、いいことがあったという話をよくする。だから私は、マキは運がいいのだと思っていた。しかし、最近、そうではないと気づいた。
先日二人で出かけたとき、事故で電車が止まっていて、何キロも歩いて帰ることになった。嫌だなと思っている私に、マキは「知らない町を散歩できるね。」とうれしそうに言った。こんなことでも、マキは楽しめてしまうのだ。今まで私が聞いた話も、マキだから「いいこと」だと感じたのだろうと思う。
(会社で)
ミンさんが席に戻ると、机の上に、原口課長からのメモが置いてあった。
ミンさん
子どもが熱を出したので、早退します。午後、明日の会議の進行について確認する約束だったのに、すみません。午後の話し合いのために予約していた小会議室はキャンセルしてくれますか。席に戻ったら、すぐお願いします。会議の進行については、明日の朝、最初に確認して、そのあとに会議室の準備をしましょう。
それから、ミンさんの作った資料ですが、問題ないので、今日中に8人分印刷しておいてください。
よろしくお願いします。
9月8日 12:10 原口
日本のファミリーレストランは、店の壁やソファーなどに、赤やオレンジ色のような暖かさを感じさせる色、つまり、暖色を使うことが多い。
暖色には食欲を感じさせる効果があるので、暖色に囲まれていると、料理がおいしそうに見える。また、暖色は、時間を実際より長く感じさせる効果もある。客は、店にいた時間が短くても、ゆっくりできたように感じるのだ。
暖色を多く使うのは、ファミリーレストランの経営の工夫の一つなのである。
日本に留学に来る前、母が持っていきなさいと言って、私の国でよく売っている粉の香辛料をくれました。私が普段あまり使わないものでしたが、役に立つかもしれないと母が言うので、荷物に入れました。最近、それが本当に役に立ちました。
先月、①ちょっと困ったことがありました。ある留学生交流会に、国の料理を何か作ってきてほしいと言われたのです。私にも得意な料理はあるのですが、日本では買えない材料を使うので作れません。そのとき、私はあの香辛料を思い出したのです。
私は、肉と卵を使ってチャーハンを作り、香辛料をかけてみました。すると、日本によくある普通のチャーハンが、私の国らしい味と香りの②特別なチャーハンになったのです。交流会でも、みんな、おいしいおいしいと言って食べてくれて、安心しました。
あのとき、母はこういうことを予想していたのでしょうか。明日電話するので、③母に聞いてみようと思います。
今、世界中の海でごみが増え続けている。特にプラスチックごみは長期間海に残るので、環境に重大な影響が出ている。このような問題に関心を持つ企業や消費者は、日本でも海外でも増えている。
服や靴を作っている、ある海外のファッションの会社が始めた活動がある。まず、漁師たち、つまり魚をとって生活している人たちに頼んで、魚をとるときに一緒にとれるごみを、港に持ち帰ってもらう。そして、会社がそのごみを回収、分別し、その中のプラスチック繊維に変え、服や靴にして売るというリサイクル活動である。
実は、以前、漁師たちはごみがとれても海に戻していた。港に持ち帰ると捨てるのにお金がかかるからだ。この活動は、漁師にとっても、自分のお金を使わずに海をきれいにできる良さがあるのだ。
これらの服や靴は、最近日本でも売られ始めた。デザインも悪くない。消費者の意識が変化している今、日本でもきっと受け入れられるだろう。
(注1)分別する:種類ごとに分ける
(注2)繊維:ここでは、糸の原料



